足病変リスクの評価病棟勤務の看護師です。 前回からの続きで足病変リスクの評価について書きます。 4)神経障害・血流障害の観察 足背動脈・後脛骨動脈の拍動を観察します。 慣れないと分かりにくい患者さんもいますが、定期的に触れていると分かってきます。 神経障害兆候については次の2つのテストが一般的です。 (1)タッチテスト ピリピリ・じんじん・足底の違和感がある場合、または自覚症状がない場合、 モノヒィラメントで神経障害兆候の有無をみます。 5.07のモノヒィラメントを皮膚に当てることで10gの圧がかかるようになっています。 タッチテストの実際 @モノヒィラメントを90度に曲がるくらい1〜2秒当て、感じたら「はい」と答えて もらいます。 モノヒィラメントペン5.07はアマゾンで1,249円でした。 Aテストするポイント例は、足の裏7カ所、足の甲2カ所です。 International Consensus on the Diabetic Footでは、4カ所で行うことを推奨 しています。 B3回中、2回当たらなかったら知覚低下とみます (2)アルミ音叉(C−128Hz) @音叉を叩いて、すぐに足の内踝に当てます。 A振動を感じなくなるまでの時間を測定します。 B10秒以下の場合は異常とされますが、高齢者の場合、健常者でも10秒以下のことが あるため他の検査と合わせて判定します。 アルミ音叉(C−128Hz)はアマゾンで1,058円から購入できます。 私は医師と相談して選択し病院に購入してもらいました。 これらの結果からリスクについて評価します。リスク分類は次回へ続きます。 |